今日は、終活ブロガーのケンジです。
今回はエンディングノートを作成するときのコツや失敗しない方法を簡単にご紹介したいと思います。
エンディングノートとは、自分の人生や想い、死後の希望などをまとめたノートです。亡くなったときや意思疎通ができなくなったときに、家族に伝えたいことを書いておくことで、家族の負担を軽減したり、自分の意志を尊重してもらったりすることができます。
しかし、エンディングノートを作るときには、注意すべきポイントがあります。そこで、この記事では、エンディングノートの作成で失敗しない方法をご紹介します。
目的と相手を明確にする
まず、エンディングノートを作る目的と相手を明確にしましょう。エンディングノートには、自分の人生や想いだけでなく、介護や葬儀、相続などの希望も書くことができます。しかし、すべてのことを詳細に書く必要はありません。自分が伝えたいことや家族が知っておいてほしいことに絞って書くことが大切です。
例えば、介護や葬儀については、自分の希望を具体的に書くことで、家族が判断しやすくなります。また、相続については、財産の分け方や遺言書の有無などを書くことで、家族がトラブルに巻き込まれないようにすることができます。
一方、自分の人生や想いについては、家族に伝えたいメッセージや思い出話などを書くことで、家族との絆を深めることができます。また、自分の趣味や特技などを書くことで、家族に自分のことを理解してもらうこともできます。
エンディングノートは、自分だけでなく家族にも読んでもらうものです。だからこそ、目的と相手に応じて書く内容や書き方を工夫することが重要です。
書き方にルールはないが常識は守る
エンディングノートには、法的な効力はありません。したがって、書き方に決まりはありません。自分の好きなように書くことができます。しかし、それはあくまで自分のためだけではなく、読む人のためでもあります。読む人が不快になったり、混乱したりしないように、常識的な範囲内で書くことが大切です。例えば、以下のようなことは避けましょう。
– 誹謗中傷や暴言などの不適切な表現
– 事実と異なる内容や根拠のない主張
– 他人のプライバシーや権利を侵害する内容
– 暗証番号やパスワードなどの機密情報
書き方や形式にこだわらない
エンディングノートには法的な効力はありません。つまり、書き方や形式に決まりはありません。市販されている専用のノートを使っても良いですし、普通のノートや手紙、パソコンやスマートフォンなどに書いても構いません。また、文字だけでなく写真やイラストなども使っても良いですし、順番も自由に決めても良いです。大切なことは、自分の気持ちや希望が伝わるように書くことです。書き方や形式にこだわらず、自分らしく書きましょう。
書く内容は自由に決める
エンディングノートには、法的な効力はありません。つまり、書く内容や順番は自由に決めることができます。市販されているエンディングノートのテンプレートを使ってもよいですし、自分でパソコンや手紙などで作っても構いません。また、写真やイラストなども貼ってもかまいません。自分の人生や家族への想い、死後の希望などを自分らしく表現することが大切です。
とは言え、いざ内容を考えるとなるとぱっと頭に浮かばないものですよね。
以下の一般的にエンディングノートに書かれている内容です。
一般的によく書かれる項目は以下の通りです。参考にしていただければ幸いです。
– 自分自身について
– 氏名・生年月日・住所・本籍・血液型
– 家族構成・学歴・職歴
– 趣味・特技・好きな食べ物・思い出
– 身の回りのことについて
– パソコンやスマホのパスワード
– 契約しているサービスやSNSのIDやパスワード
– ペットの性格や好き嫌い・病歴・かかりつけの病院
– 医療や介護について
– 持病・アレルギー・常用薬・かかりつけの病院
– 介護の希望・介護費用の支払い方法
– 延命治療の希望・臓器提供の希望
– 葬儀やお墓・埋葬について
– 葬儀の方法・喪主・参列者
– お墓の種類・場所・管理費用
– 信仰する宗教・遺影に使う写真
– 財産や債務について
– 預貯金口座・有価証券・不動産などの保有財産
– クレジットカード・ローンなどの債務
– 遺産分割の希望・遺言書の有無・保管場所
書き始めるタイミングは早めに
エンディングノートを書くタイミングは、自分の健康状態や家族の状況によって異なりますが、できるだけ早めに書き始めることをおすすめします。なぜなら、エンディングノートを書くことは、自分の人生や家族との関係を見つめ直すことにもなるからです。エンディングノートを書くことで、自分の人生に感謝したり、家族とのコミュニケーションを深めたりする機会になるかもしれません。また、エンディングノートを書くことで、自分の希望や意思が家族に伝わるようになり、将来的にトラブルや後悔を防ぐことにもつながります。エンディングノートを書くタイミングは、自分の心の準備ができたときが最適ですが、できるだけ早めに書き始めることで、より充実した人生を送ることができるでしょう。
書き始めるときは簡単な項目から書く
エンディングノートを書き始めるときは、簡単な項目から書くとよいでしょう。例えば、氏名や生年月日、住所などの基本情報や、趣味や特技などの自己紹介などです。これらの項目は、あまり考える必要がなく、すぐに書けるものです。書き始めることで、エンディングノートへの抵抗感が減り、書く気持ちが高まります。
書きにくい項目は後回しにする
更新する頻度は人それぞれですが、一般的には年に一度くらいが目安です。また、大きな出来事があった場合にも更新することをおすすめします。例えば、結婚や離婚、子供や孫の誕生や死去、病気や事故などです。
更新する際には、古い内容を消すのではなく、新しい内容を追記するようにしましょう。そうすることで、自分の人生の変化や成長を振り返ることができます。また、更新した日付も記入することで、遺族に最新の情報を伝えることができます。
– 情報が正確かどうか確認する
– 気持ちや考え方が変わっていないか確認する
– 読みやすさや伝わりやすさをチェックする
– 保管場所や読む人を見直す
まとめ
エンディングノートの作成で失敗しないためには、書き方や形式にこだわらないことがポイントです。自分の人生や家族への想い、死後の希望などを自由に書くことで、エンディングノートは自分らしいものになります。また、書き始めるときは簡単な項目から書き、書きにくい項目は後回しにし、書き終えた後も更新することで、エンディングノートを充実させることができます。エンディングノートを作ることで、自分の気持ちを整理したり、残された家族に伝えたりすることができます。ぜひ、エンディングノートを作ってみてください。
