こんにちは、終活ブロガーのケンジです。
最近では結構耳にすることが多くなってきた「終活」ですが、「終活」の全体的な意味合いは人生の最後に向けて行う準備や活動のことをです。
みなさんは「終活」には2つの側面があることをご存じですか?
終活には、「終」と「活」の2つの側面があります。「終」は亡くなったときのための準備、「活」はこれからの人生を自分らしくいきいきと過ごすための活動です。
この記事では、終活でやるべき「終」と「活」のことについて、具体的な例を挙げてご紹介します。
そして、50代から始める終活は「活」から取り組むと結構楽しみながら「終活」をすることが出来ます。
終活に対するイメージ
終活と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?
「死に備えること」「遺品整理や遺言書の作成」「不安や重い話題」といったネガティブな印象をもつ方も多いかもしれません。
しかし、終活はそんな暗いものではありません。
終活は、自分の人生を振り返り、今後の生活や死後のことを考えることで、より充実したシニアライフを送るための準備です。
終活には、「やらなければならないこと」と「やりたいこと」があります。
「やらなければならないこと」は、財産や個人情報の整理、相続や葬儀の準備などです。
これらは、自分だけでなく家族にとっても大切なことですが、面倒だったり難しかったりするため、つい後回しにしがちです。
しかし、これらを早めに済ませておくことで、家族の負担を減らすだけでなく、自分自身も安心して生きることができます。
一方、「やりたいこと」は、趣味や旅行、ボランティアや学び直し、人間関係の充実などです。
これらは、自分の好きなことや興味のあることをすることで、人生を楽しくするためのものです。
これらをすることで、自分の存在意義や価値観を見つけたり、新しい発見や出会いがあったりします。
終活では、「やらなければならないこと」と「やりたいこと」のバランスが大切です。
どちらかに偏ってしまうと、終活が苦痛になったり、満足感が得られなかったりします。
そこで今回は、「終活でやるべき『活』から始めると楽しくなる!?」というテーマで、終活における「活」についてご紹介します。
「活」とは、「行動する」「動かす」「生き生きする」という意味があります。
終活では、「活」を通して自分の人生に光を当てることができます。
「終」のこと:死後に備えるためにやるべきこと
最初に終活の「終」のことから少し説明したいと思います。
死後に備えるためにやるべきことは、主に以下の6つです。
– 財産や資産の整理
– 遺言書の作成
– 葬儀やお墓の決定
– 遺品やデジタル遺品の整理
– エンディングノートの作成
– 家族や友人へのメッセージ
これらのことを事前に行うことで、自分の意思を伝えることができますし、遺された家族や友人の負担を軽減することができます。また、自分がどういう人生を歩んできたかを振り返ることで、自分らしさや生きがいを見つけることもできます。
「活」のこと:今後の人生を充実させるためにやるべきこと
次に「活」のことを簡単に説明したいと思います。
今後の人生を充実させるためにやるべきことは、主に以下の4つです。
– 健康管理
– 老後資金計画
– 住まいや介護の選択
– 趣味や旅行などの楽しみ
これらのことを行うことで、自分がどういう人生を送りたいかを明確にすることができますし、健康的で快適な老後生活を送ることができます。また、自分が好きなことや興味があることに挑戦することで、新しい発見や出会いがあるかもしれません。
終活を楽しむためにも「やりたいことリスト」を作る
終活とは、自分の人生の最期を考えて準備をすることですが、その中には「やりたいことリスト」を作って実行するということも含まれます。
「やりたいことリスト」とは、自分が一度はやってみたいと思っていることを書き出したものです。趣味や旅行、学びなど、人それぞれ違うでしょう。
終活で「やりたいことリスト」を作るメリットは、以下のようなものがあります。
・自分の人生に張り合いが出る
・家族や友人との関係が深まる
・新しい発見や体験ができる
・後悔しない人生になる
「やりたいことリスト」を書きだすポイントは以下の通りです。
・制限や制約を考えずに書く
・具体的かつ明確に書く
・優先順位をつける
例えば、「旅行に行きたい」という場合は、「どこに」「いつ」「誰と」「何をするか」などを具体的に書くとよいでしょう。また、自分が一番やりたいことから順番に並べてみましょう。
そうすることによって「直近で出来そうなこと」「準備に時間がかかりそうなこと」「タイミングが難しいもの」など区別がつくようになります。
「やりたいことリスト」を実行する
次に、「やりたいことリスト」を実行することです。これは、自分が書き出したことを計画的に実現していく作業です。
私の例を例えると、妻とは結婚したての頃は介護士としての仕事が忙しいうえ間もなく子供を授かったこともあり、「新婚旅行」も行けていませんでした。
そのため「やりたいことリスト」一番に「52歳までに妻と二人きりで新婚旅行に行く、予算:10万円以内、場所:温泉地」と決め今年の6月に妻と温泉旅行に行ってきました。
その他のやりたいことリストはこんな感じです。
- これまで両親に世話になりっぱなしだったので私が55歳までに両親の故郷である九州に旅行に連れていきたい
- 以前趣味だったバイクを再度購入し各地をツーリングしたい(これは半分実行済み)
- 「終活アドバイザー」の資格を活用して情報発信をしたい
今はこんな感じです。「やりたいことリスト」は形式などはなく自分に合った書き方で書くのも取り組みやすくなるコツです。
また、都度「やりたいこと」が見つかったら書き足していくとよいでしょう。
「やりたいことリスト」を振り返る
最後に、「やりたいことリスト」を振り返ることです。これは、自分が実行したことを記録したり、感想や学びを共有したりする作業です。
振り返る際のポイントは以下の通りです。
・写真やメモなどで記録する
・家族や友人に話す
・ブログやSNSなどで発信する
例えば、「パリに行った」という場合は、写真やメモなどで旅行の思い出を記録しましょう。また、家族や友人に話して、感想や学びを共有しましょう。さらに、ブログやSNSなどで発信すると、他の人と交流したり、アドバイスをもらったりできるかもしれません。
まとめ
終活でやるべき「活」から始めると楽しくなる!?というテーマでお話ししました。
終活で「やりたいことリスト」を作って実行することは、自分の人生に張り合いが出たり、家族や友人との関係が深まったりするメリットがあります。
「やりたいことリスト」を作る際には、制限や制約を考えずに具体的かつ明確に書き出しましょう。実行する際には、目標を設定し予算やスケジュールを決めましょう。振り返る際には、記録したり共有したりしましょう。
終活は自分の人生の最期を考えるだけでなく、今の人生をより充実させるチャンスでもあります。自分が本当にやってみたいことを見つけて、終活で「活」から始めてみませんか?